環境維持と動物愛護の両立を目指す会
                      統括 
坡伊 ゆうき





New・泉センター所長との面談報告
懇談会のお礼
提言・提案



逗子市処分から
共存へ

逗子市の対応について神奈川県の
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new 作りました。飼い主のいない猫Q&A
飼い主不明猫
引き取り中止までの経緯

引取りに関し
他の自治体の
回答



アンケート
視察会
市民の声


負傷猫は渡返還
が可能・負傷猫制度を活用して。


負傷猫引取り制度
の疑問


助成金の申請書類その他に記載の
「終生管理」と言う文言は削除

泉所長が収容・譲渡動物の広報システムの充実を確約

愛護センターの具体的改革案を市長宛に
市長と人事課に文書提出
治験について桐ヶ谷理事から回答が

センターでの「治験」について桐ヶ谷理事に質問

市獣医師会長に要望書提出
センターでの野良猫不妊手術は民業圧迫か?・お二人からのご見解
太田議員とご一緒に局総務課長と面談

桐ヶ谷理事から回答がありました
桐ヶ谷理事に再質問
回答が来ましたが・・・読解力に問題が
福祉局現理事の気になる発言に対し
質問状提出

※緊急提言大阪市罰則付き餌やり禁止を含む条例制定はNOです
飼い主不明猫の捕獲・遺棄・殺害はNO
現行ガイドラインは使用中止・掲載中断

ガイドライン等の修正について
速報!センター所長が野良猫問題に
ついて表明

「500件の苦情」の内容とは?
団体譲渡質問(資料添付)と回答
動物愛護条例の一部修正削除
が可決!!

動物愛護条例に関して植田弁護士から市長宛意見書全文
猫問題に関して福祉局への提言
環境省のイドライン発表を受けて
愛護推進員の拡充の提案
東京都の愛護推進員の方から愛護センターへの要望
と提案



環境省
太田市議の
ブログ
松野議員のHP

「市民の声」への回答は訂正されておりました
鶴見土木事務所の不適切な回答・訂正のお願いとご担当課からの回答
横浜市保健所も餌やり
禁止看板撤去へ

看板に関して良いご報告が!
new公園看板について市環境創造局から回答!
いでど公園看板改善のお返事が
市環境創造局へ文書提出面談
回答旭区公園看板
改善へ

公園看板関連
餌やり問題

横浜市動物愛護センター開設記念事業としてのら猫不妊手術1万匹無料手術を提案


動物愛護センター開設にあたり、これまでの横浜市のら猫対策の遅れを取り戻し、早期の解決を図る方法としてのら猫1万匹無料不妊手術の要望を提出致しました。 これまでの助成金での対応だけでは、繁殖に追いつかず何年も同じことの繰り返しで、費用対効果が得られません。

39億円と言う莫大な公金をつぎ込んだ事業です。 誰の目にもまず結果が見える取り組みが肝要だと思います。
短期集中でのら猫の不妊手術を行えば、初期投資効果で、だらだらと税金を無駄に投入する必要もありませんし、猫好き・猫嫌いに関係なく住民全員が満足のいく結果が早期に得られるはずです。
以下、提出本文です。


横浜市健康福祉局御中               平成22年11月2日


                   横浜市動物愛護行政への緊急の要望

横浜市動物愛護センターオープン記念事業としての野良猫不妊手術1万匹無料提供のお願い

前略、動物愛護センターのオープンまで半年余りとなりました。大変お世話になっております。パブコメも締め切られ、市民からの要望もお手元に届いているかと存じます。この不況下に39億円という建設費用が話題となり、市民はセンターが39億円に見合うどんな事業を提供するのか、期待を込めて見守っているところでございます。国庫から6憶円の補助も費やされておりますので、市民だけではなく国民にも目に見えて卓越した事業が提供されることが肝要だと存じます。

つきましては、当会は、センターの最優先事業として「横浜市動物愛護センターオープン記念事業としての野良猫不妊手術1万匹無料提供」をご提案させていただきます。

愛護センター建設の最大の目的は「啓蒙・啓発」との説明がなされ続けてきました。勿論大切なテーマですが、大変抽象的であり、啓蒙や啓発は長期にわたって取り組まなければなりませんし、いつどのように結果が出るというものでもありません。39億円も公費を費やしたセンターですので、誰の目にも明らかで具体的な目標を掲げ、短期間(2年前後)に達成してこそ市民、国民の理解と協力が得られるのではないでしょうか。

他自治体が昨今、動物愛護行政の目玉として行っているのは「飼い主不明猫(野良猫)問題の解決=野良猫への不妊手術推進」です。野良猫の糞尿や鳴き声等への市民からの苦情やえさやりに関するトラブルは横浜市としても1日も早く解決しなければならない課題であると思います。

市の広報広聴「市民の声」をはじめ、多くの住民から野良猫の苦情が寄せられていることと存じます。糞尿や鳴き声、繁殖による生活環境の悪化・・。かたや自費で不幸な野良猫に不妊手術を施したり給餌を行っている無償ボランティアからの『えさやり禁止、野良猫排除』の圧迫に関するSOS・・。

   猫等の苦情

  http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/hokenjo/genre/doubutsu/jisseki.html

   

平成19年度

平成20年度

平成21年度

苦情等内容件数(合計)

5,661

4,928

3,788

内訳

ふん尿

1,796

1,295

1,270

臭気・羽毛

455

382

332

鳴き声

163

142

151

身体・器物の被害

383

332

267

不適切な取扱い・虐待

117

107

115

収容に関する相談

1,849

1,706

1,158

その他

898

964

495

横浜市18区民共通の最も身近で深刻な環境問題が野良猫問題です。

これを2年くらいの間に解決してしまう事業を提供できたら、センターの存在価値は不動のものになるはずです。

残念ながら横浜市では今まで野良猫問題は取り組みも検討も殆ど行われてきませんでした。

そのせいで依然としてあちらこちらの公園や住宅街で野良猫をめぐるトラブルが勃発しています。苦情住民側は野良猫による環境被害に悩まされ続け、ボランティア側もたとえ適切な野良猫管理をしていても暴行、暴言を蒙り、人権問題にまで発展しております。

一方、 多くの自治体が「猫好き」・「猫嫌い」に関係なく住民全員が満足のいく施策を緻密に研究、実行し、着々と効果をあげています。

知りうる限りでも、京都市、長野県、長崎県、福岡市、東京都文京区、東京都青ヶ島村、東京都御蔵島村は行政が無償で野良猫に不妊手術を施しています。

野良猫の数が減れば被害も減りますので不妊手術こそ、猫好き猫嫌いどちらにも支持される方法です。が、手術推進のネックは費用です。市民の懐は冷え込んでおり、いくら助成金を出しても、高額な手術費の差額金は市民では負担しきれないのが現状で、不妊手術が繁殖に追いつくほどはかどらないのです。

横浜市という自治体の規模、センターの総工費から割り出して、どの程度の不妊手術を提供すべきかと申しますと、当会の試算では横浜市に生息している野良猫数から割り出して、2年のうちに野良猫の数を激減できる方法は、初年度、次年度ともに、1万匹ずつ野良猫に不妊手術を行うことです。このような短期集中型の大規模不妊手術提供事業により、横浜市の野良猫問題は解決をみます。

当会では現在、米国で行われている不妊手術の技術、社会学的なアプローチについて、具体的な方法を健康福祉局にご提案してまいりますので、是非早急にご検討下さるようお願い申し上げます。

尚、人口よりも猫の数が多いとされるベルギーでは政府が『今後5年以内にベルギー内の全ての猫に不妊手術を行う』と発表しております。順番は野良猫の子猫→野良猫の成猫→ペットショップの猫→飼い猫です。

 

ベルギー政府・2016年までに全ての猫に不妊手術を行う                    
 http://www.petpress.jp/news/detail_1792.html

「我々は大幅な改善を必要とする状況に直面しているのです。」とベルギー保健省のヤン・エヒマン氏。「この5カ年計画は、動物保護施設で不幸な最後を遂げるネコや野良猫となって通りをうろつくネコの急増に歯止めをかけることができる最適な方法だと確信しています。」

なにとぞ、野良猫1万匹の不妊手術無料提供が優れた施策であるかそして、センターオープン記念事業としてふさわしいかについて、ご理解賜りますようお願いいたします。


 ■10月1日付けで、「横浜市動物愛護センター運営計画案」が福祉局のホームページ上に発表されパ ブリックコメントの募集が始まっております。
 かねてより要望書を提出してまいりましたが、今回の計画案については大筋では一定の評価が出来る内容になっていると思います。 但し細部については引き続き意見要望を提出してまいりたいと考えています。

ここまでたどり着けました事、約一年間にわたりご多忙中にもかかわらず私達市民と動物の為に様々な面から協力を惜しまず、心強い存在でいてくださった市議太田正孝先生に心から感謝を申し上げる次第です。


 尚、本日付で当会としての意見書を作成しましたので、福祉局に提出させて頂きます。



□横浜市動物愛護センター運営計画案についての意見

(案)(3) 譲渡事業の充実

収容した犬や猫について、健康状態や社会への適合性等をみて、市民や

動物関係団体等へ可能な限り譲渡を推進します。

 

(意見)団体譲渡を始めることで、譲渡数が増え、致死処分数減となることを期待しております。団体譲渡に際しては環境省の告示に沿って、近隣市外の団体にも譲渡事業に参加してもらい1頭でも多くの動物が良い終生飼養者に巡り合えるようお願いします。

 

(参考、環境省告示第26号の第3保管・返還及び橋渡し 平成18年1月20日)

4 保管動物の飼養を希望する者の募集は、近隣の都道府県知事等との連携を図りつつ、できる限り広域的に行うように努めること。この際、保管動物に関する情報の提供については、インターネット等の活用により広域的かつ迅速に行われるように努めること。

となっています

http://www.env.go.jp/hourei/syousai.php?id=18000006(添付資料1)

 

(案)(4) 市民ボランティア等との協働(ボランティアセンター設置予定)

本市動物行政の考え方を共有する市民ボランティアや動物関係団体との

連携により普及啓発などの事業を推進するため、「動物愛護ボランティアセ

ンター(仮称)」の設置を予定しています。

 

(意見)ボランティアセンターで活動する個人は団体同様、市外の人も対象として下さい。理由は前述同様、環境省告示第26号の考え方に基づきます。

市民でなくても、市内に通勤、通学しているなど、または横浜市に近いところに居住している等の人にも参加してもらい、人材と人員の確保をお願いします。

(案)(5) 飼い主不明の犬、猫の対策(不妊去勢手術・マイクロチップ装着)

飼い主の不明な犬、猫の頭数や苦情等を減らすため、適正飼育指導を推進

するほか、みだりな繁殖を防止するための不妊去勢手術と、動物逸走時の迅

速な対応や遺棄の防止を図るためのマイクロチップの装着を推進します。

また、いわゆる「地域猫」については、環境省のガイドラインに基づき、

18 区役所やボランティア、動物関係団体等と連携・調整して必要な支援を

行います。

 

(意見)飼い主不明への犬猫に不妊去勢手術やマイクロチップ装着は善意の市民の経済的負担にならない様に無償にし、愛護センター施設で量とスピードを伴って行ってください。

 

野良猫対策として全国で行われている地域猫ですが、横浜市は地域猫発祥の地でもありますので、全国の規範となるような事業を展開していただきたいと思います。当会は横浜市が本年公表されたガイドラインについて、主に行政不参加の部分に対し疑問を感じておりました。本案では行政、市民、ボランテイア三者協働をうたう「環境省ガイドラインに基づき」とされましたので、18区役所は環境省ガイドラインに記載されている行政の役割を担っていただきますようお願いいたします。また、地域猫は市街地、公園、公共の場など様々な場所で行われるので、関連の複数の部署と連携・調整を行ってください。動物愛護関連以外の部署に対して、地域猫の必要性と合法性を説明し、地域猫が部署を超えて共通の認識となるように働きかけをお願いします。

 

(案) (1) 傷病動物への緊急措置

交通事故等で動けない飼い主が不明な傷病動物(犬、猫等)への対応と

して、市内の動物病院で緊急的な治療等を行います。

(2) 収容動物の保護管理業務

ア 収容された犬、猫(*)の健康状態についての診察を行い、万一異常を認

めた場合には、観察室で必要な措置を行います。また、動物病院から搬送

された傷病動物についても引き続き治療等を行います。

 

(意見)傷病動物の保護、治療に積極的に取り組んでいただき深く感謝いたします。さらに返還や譲渡につながるよう、ネット等で広域に傷病動物の情報を迅速に公開することや、飼い主が現れない場合の譲渡の努力をお願いします。

 

(案)(3) 飼うことのできなくなった犬、猫の引取り業務(引取り時の終生飼育指導の徹底)

 

(意見)引き取り時の終生飼養指導の徹底は是非進めて下さい。

環境省は「犬又はねこの引取り業務に当たっての参考事項」の送付について

平成2 1 年2 月4 日事務連絡として以下の文書を出しております。

環境省自然環境局総務課動物愛護管理室長から各都道府県・指定都市・中核市動物愛護管理主管課( 室) 長あて

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/files/n_06.pdf(添付資料2)

横浜市におかれましては以下の環境省事務連絡に沿って、引き取り業務の厳格化とリピーター対策等に取り組んでいただきたいと思います。

 

(案)土曜日の開所

 

(意見)見学者、里親希望者、グループ活動などにとって土曜日の開所は利用者の便宜上大変ありがたいと思います。さらにゴールデンウィーク等家族ぐるみの利用者が増えるような日の開所も検討してください。

 

全体を通して

 

(意見)

横浜市動物愛護センターには市民の税金だけではなく国からも約6億円という補助金が費やされていることから、国民の期待に応えられるような運営を希望いたします。今回の案には環境省その他、国の方針に沿う方向が明確に伺えます。しかしながら、実際にセンターに命を吹き込むのは センター運営に係る「人」にかかっていると言っても過言ではないと思います。

何よりも命を慈しみ、難題にひるむことなく取り組んでいただける所長、命をつなぐ事業に創造的な企画力を発揮できる職員、専門的知識を駆使して動物が快く社会に受け入れてもらえるような提言ができる協議会委員、具体的な現場活動のスペシャリスト等が強く求められております。

新しい横浜市動物愛護センターが動物とのかかわりを通して次世代の青少年の成長に大きく貢献できるよう、心あるスタッフの配置を心よりお願い申し上げます。

 

最後に、案を作成された健康福祉局の担当の皆様に深く謝意を表します。


                                                       平成21年3月31日
ご報告

 

当会は、巨額の税金を用いて現在建設中の横浜市動物愛護センターが真に動物の福祉に役立つ施設としてオープンできるよう、半年にわたり、横浜市健康福祉局に種々の提案をしてまいりました。

 

市当局に対し太田正孝市議のお取次ぎを得て、以下6項目の要望を提出しました。

1)横浜市動物愛護センター施設における公金による野良猫不妊手術

)収容期間を6カ月以上とする

3)環境省収容動物検索サイトへの加入他、収容動物の有効な情報発信

)協働ボランテイアの公募(市内外、個人、団体)

)土日祝日のオープン

)引き取り業務の厳格化(猫については飼い主不明の負傷猫、野良猫の産んだ自立前の猫、飼い猫のみに限定し、犬猫共に飼い主持ち込みにも厳しい対応を)

 

現在(平成22年3月末日)の時点で、横浜市当局より、このいずれも全面的あるいはほぼ快諾をいただいておりますことは、当会HPにお知らせしている通りです。

各項目の市当局の回答状況は以下の通りです。

)無償不妊手術をお願いしておりますが、少なくとも廉価に不妊手術を提供していただける見通し

2)6カ月といわずそれ以上可能な限りとの回答

3)実現予定

4)今現在、東京都の団体よりの申請希望があります

)実現予定

)実現済み。特に平成22年4月以降、自活している飼い主不明猫(野良猫も)の引き取りは廃止されます。

 

このように、皆様の力強い応援のおかげをもちまして、ほぼすべての項目について要望通りとなりましたこと、皆様に厚く御礼申し上げます。当会が提出させていただいた資料、提言をもとに市担当者職員の皆様がご尽力くださいましたこともご報告させていただきます。連日、当会代表との面談に多大な時間をお取りくださり、開示請求にも快く応じていただきました。勤務時間をはるかに超えて対応をしていただき、市の担当職員の皆様に心から御礼申し上げます。有難うございました。


横浜市では、現在神奈川区菅田町に国内最大級の「人と動物がともに快適に暮らせる環境づくり」を推進する拠点として、
「横浜市動物愛護センター(仮称)」を建設中です。

施設概要

 ・敷地 約10,500平方メートル ・鉄筋コングリート造一部鉄骨造及び木造

地下1階・地上2階建ての本館棟と一階建ての附属棟(猫の家・27.22平方メートル)

・延べ床面積・2,831.04平方メートル

・本館棟(保護管理と交流棟)は犬猫の生態学習や飼育体験を行う部屋や収容・譲渡・処分など犬猫を保護管理する場

・附属棟(猫の家・27.22平方メートル)では猫の保護を行うとしています。

・収容数は犬70頭・猫120匹を見込んでいるそうです。

総工費は38億円

このうち建物は14億円程度で残りは用地取得費用と道路整備費用です。国費率は40%国費交付対象事業費は5億7800万円となっていますが、地元住民の反対もある中工事が進められています。

このような巨額を投じる割に未だに新センターが行う事業内容が明らかではありません。

 これまでに発表されている事業内容は 

1) 動物ともふれあい適正飼育の普及啓発

      (2) 動物の保護管理

   (3)市民ボランティアとの協働 

 などとありますが、38億円に見合った事業内容とはとても思えず動物愛護精神に則った本当の意味での事業計画が打ち出せていません。 これほどの巨額の税金を投入するからには短期間での殺処分ゼロ達成を目標に掲げ、シェルター機能を充実させ収容動物の収容期間延長や有効な広報による譲渡率のアップ・野良猫の無料不妊手術などの具体的な事業展開を積極的に行うべきだと思います。

動物愛護は立派な建物がなければ実現できないわけではなく人の意識が変われば明日からでもできます。決して難しいことではありません。立派な施設を持たない自治体でさえ、早期に殺処分ゼロを目指すと明言し、実現しています。



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